家を建てるときの注意点

家建てる注意点1

 マイホーム建設はほとんどの方が一生に一度だけ経験できるものであり、家造りに関して完璧に認識している方は皆無に近いといっても過言ではありません。ここでは、はじめて家を建てる際の注意点を詳しく解説しています。

マイホームを建てるためには、土地の購入費用を合わせると何千万円以上のお金が必要となります。特に地代が高額な東京などで戸建住宅をもつには、億単位の費用が必要になるケースも珍しくありません。

数十年にも渡る返済が必要になる住宅ローンの利用を余儀なくされる家の建設では、失敗は許されないことですが、多くの方が事前に家を建てるコツや注意点を把握していなかったせいで、建設後に後悔している現実があります。

施工業者選びが成功の大きな鍵

自分で家を建てることができる方はほぼいないため、マイホーム造りの第一歩として、施工業者選びを行わなければいけません。実は、家造りの成功の8割は施工業者で決まるとも言われています。

ハウスメーカー、工務店、設計事務所、建設会社、リフォーム会社など、様々な依頼先候補がありますが、この中のどれがいいということではなく、腕が良く、自分たちと相性が良い業者を見つけることが重要なポイントになります。

腕が良くない業者に依頼すると、全体的なクオリティはどうしても低くなってしまいます。よって、実績もあって技術力も高い腕の良い業者に施工を任せることにより、品質性に優れた家ができる確率が各段にアップします。

ただし、どんなに腕の良い業者でも、自分たちが欲しい家のイメージに合わなければ家造りは失敗に終わってしまうので、営業マンや現場担当者や設計担当者などとの相性を、きちんと確かめた上で契約を交わしましょう。

腕と相性が良い業者の見分け方としては、これまで建てた家が自分たちのイメージに合うかどうかを確認すればよく、これから家造りに関わる業者の担当者と何度も打ち合わせや相談を重ねて、家を建てる前に信頼関係を築けるように努めましょう。

デザインをイメージしよう

素人が、目に見えない細かい構造部分まで理解し把握することは困難ですが、建物の知識がまったくないとしても、自分が好きなデザインはあると思います。

デザインにはこだわりがないと思っていても、純和風がいいかアメリカンな洋風住宅がいいかの2択で尋ねられると、ほとんどの方は答えを出すことができるでしょう。

施工業者選びを行う上でも、デザインは大きなポイントです。よほどたくさんの家を毎年建設している大手ハウスメーカーでもない限りは、業者によって得意分野と不得意分野があり、たとえ大手だとしても、家造りには必ず特徴があります。したがって、各業者のこれまでの施工実績を確認することで、自分が好むデザインとマッチさせることが可能になります。

デザイン性においては、設計事務所がセンスの良い家を建てている傾向があり、高齢の大工さんが多い小さな工務店は、どうしても時代に乗り遅れている場合が多く、デザイン面ではあまり期待できないという特徴があります。

もちろん、地域密着型の小さな工務店だとしてもハイセンスで自分が好むデザインの家に仕上げてもらえる可能性はありますので、まずは自分でどのようなデザインの家にしたいのかをしっかりイメージすることが必要となり、ここが家造りを成功させる大きなポイントになります。

価格と仕様のバランスが大事

家造りを成功させる重要なポイントに、どれだけ予算をかけられるかということがあります。あり余る費用をかけて建てられた家は、見た目も豪華で、設備面でも充実しているため、自分があまり好きなデザインでないとしても許容できてしまいます。

しかし、高額な費用が必要になる家の建設では、一般庶民には必ず予算が限られているため、価格と仕様のバランスをしっかり考えながら、家造りを進めていかなければいけません。

腕も良くて技術力もあって、豊富な経験をもつ業者であれば、お客さんの要望に合わせながら適度にバランスをとった家造りを行うことができます。しかし、それを実現してもらうためには、お客さんである自分が、家のデザインや性能や設備などもある程度把握し、こだわりに優先順位をつけて、それを明確に示すことが必要になります。

ここはゆずれないなどの優先順位と希望をきちんと伝えることができれば、あとは家造りのプロが、価格と仕様のバランスがとれた家を完成させてくれます。

家の性能について学ぼう

家の構造部分に関して完璧に認識することは、建築に携わっている営業マンなどでも難しいことで、家造りを成功させるためにもすべてを理解することを必要とされるわけではありません。しかし、家を建てる前には大切な家を守るために重要な耐震性のことや、生活に直接関わってくる省エネ性能についてある程度勉強しておいた方がいいでしょう。

耐震性能

地震が多い島国日本では、大きな地震に見舞われても耐えられる建物にすることが非常に重要になります。地震保険に加入して万一のときに備える方法もありますが、家は大切な想い出が詰まる大事な場所です。地震で家が崩壊してしまうと、家の中に保管していた大切な想い出の品々だけでなく、場合によっては大切な家族の命が失われる恐れもあります。

耐震等級1

・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊・崩壊しない

・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない

耐震等級2

等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる

耐震等級3

等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる

 

上記の表は耐震等級を示したもので、家の耐震性能は、1~3等級で評価できるようになっていて、数字が大きくなるほど耐震性能が良くなります。長期に渡り安心して住み続けられる家を、国が「長期優良住宅」という名で基準化していますが、そこでは耐震等級2以上が必要になります。

もちろん、建物だけではなく家を建てる地盤も地震が起きたときは大きなポイントになります。地盤が弱いとどんなに耐震性に優れた家を建設しても、意味のないことになります。しかし、現在では家を新築する場合は地盤調査が義務づけられており、耐震性能を高めることは大きな地震がきたときの安心感にもつながりますので、耐震性にもこだわった家造りを行うことをおすすめします。

省エネ性能

家についていろいろ調べて施工業者選びをしていると、「高気密・高断熱」という言葉を良く目にしますが、気密性というのは、家の中の空気を外に漏らさないようにすることで、断熱性というのは、家の壁や天井に使用する断熱材の厚さやサッシ窓の性能などを示したものです。

高気密・高断熱は、それぞれの性能が高いということで、例えばかなり前に建てられた家からは隙間風がもれるようなことも良くありますが、高気密・高断熱住宅だと、窓を開けない限りはそのようなことはありません。また、断熱性に優れた部材を使用することで、保温や保冷もしっかり行うことができるので、冷暖房費などの光熱費を安く抑えることが可能になります。

もちろん、気密性や断熱性を高めるためには、建築費用も割高になってしまいますが、その後のランニングコストを考えると、建築費用をケチるよりは、トータル的にお得になる可能性が高くなります。

まとめ

何千万円ものお金がかかるマイホームの建設では、誰もが失敗したくないと思うのが当然ですが、実際には事前の調査や勉強不足のせいで、完成後に後悔するケースが多くみられます。

もちろん、予期せぬライフスタイルの変化が訪れることは仕方のないことですが、できる範囲で家を建てる前に家の性能について学び、予算と仕様のバランスをしっかり考えることが大切です。そのうえで、今後の生活様式とそこに住む家族の好みに合わせたデザインをイメージし、信頼できる業者選びを行うことにより、失敗を最小限に抑えた理想の家を完成させることが十分可能となっていきます。

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