住みたい街ランキング常連の吉祥寺!不動産の相場価格は?

吉祥寺の不動産の価格

過去10年の住みたい街ランキングを調査してみると、吉祥寺はぐんぐんとランキングをあげ、近年では上位にその名を連ね続ける程です。そんな街に実際に住もうとなれば、やはり気になるのは、マンションでも一戸建てでも、どのくらいの価格なのかなど、その不動産相場ではないでしょうか。

近年の吉祥寺やその周辺の不動産事情から、価格帯までを調査してみました。今後、この周辺への居住を考えているという方、必見です。

 

吉祥寺は魅力いっぱいの街

吉祥寺とはそもそもどんな街なのでしょう。多くの方が住みたい街として地名を上げているということは、相応の魅力があるということです。吉祥寺はもともと、美しい川の流れる水田地域でした。遠い昔、まだ東京が江戸と呼ばれていたころです。1657年の明暦の大火によって被災した人々が、この地に移り住み、元々住んでいた地名を引き継ぐ形で吉祥寺と名付けたのがこの地の発祥と言われています。吉祥寺は、その後も災害や戦争で被災した方々が多く移り住み、人口を増やし、現在のような大きな町に発展を遂げました。被災した人たちが、懐かしの郷里を慈しみつつ、新しい街として作り上げた、いわば人の思いによって形成された地域なのです。

そんな吉祥寺は、多くの人達によって様々な改良が重ねられ、現在も開発が進められている地域です。例えば、オシャレなカフェや公園、利便性の高い百貨店や価格の安い量販店など、狭い領域の中にぎっしりと利便性の良さが詰め込まれた魅力ある地域です。子どもが進学したいと希望すれば、進学塾や大学もあります。どこかに出かけたいと考えれば、中央線、総武線、東西線、井の頭線もあります。さらに新宿や渋谷など、東京都心まで20分以内で到着してしまえるアクセスの良い場所でもあります。

そのうえ井の頭公園などを見ればお分かりの通り、自然豊かでありつつ、楽しめるオフィシャルスペースも多く存在します。春になれば淡いピンクの花を咲かせる桜も植えられています。公園内では恋人と散歩できる景色の美しい池もあります。また家族で楽しめるフリースペースや蚤の市も開催されます。ちょっと変わった大道芸人を楽しむなんてことも可能です。都会に居ながら、都心の喧騒を忘れさせてくれる空間も身近にあるというのは、大変魅力的ではないでしょうか。

そんな是非、住みたいと誰もが思える地域なのです。ですから、もちろん不動産としての価値も高いのです。誰もが魅力的に感じる場所ですから価値があがり、価格が上がる。これは財産的価値としては仕方のないことです。でも、今後も不動産的に価格が上昇する可能性を充分に持っている地域でもあります。つまり、手が出る今だからこそ、手に入れておくべき地域ともいえるのです。

 

マンション相場価格

実際に居住するなら、やはり最初から戸建てを立てるよりも、集合住宅でというかたも多いことでしょう。そこで、現在のマンションの相場について調査してみました。

この地域の周辺は、新築のマンションというよりも、リノベーション物件の方が多く、耐震工事や改装が施され、新築と見間違うような素敵なマンションが多く存在しています。実際に築年数を聞いて「これが?」と驚いてしまうようなものも多くあるというのが現状です。

例えば、JR駅の目前、徒歩5分程度の距離にある4LDKのマンションです。1981年に建てたという物件とは思えぬダークトーンで美しく整えられた外観と、高層ではない構成の集合住宅なのですが、これが魅力です。高さがあり過ぎるマンションに抵抗を感じるという方にもオススメできる落ち着いた様相を感じさせるこちらの物件、駅チカで見た目の良さも相まって、お値段9,000万円と高額です。ただし広さは107.5平方メートルありますから、広々と快適な住空間を楽しむこともできるでしょう。

また同じ駅から徒歩12分程度の物件ですが、こちらは少し新しめで2006年のマンションです。広さは74.1平方メートルですから、こちらも比較的広々として過ごすことができます。間取りも3LDKと、4人家族でも暮らしやすい部屋数があります。こちら4,300万円と、さきほどのマンションよりも金額としては、お手頃ですが、やはり多少高価な買い物と言わざるを得ません。

これ以外にも駅から更にバスで26分のところにあるマンションは2,280万円するという物件もあります。こちらは、築年数45年のもので3LDK、69.2平方メートルの広さがあります。広さとしては十分ありますが、交通の利便性という面では多少の大変さを感じざるを得ません。

このように吉祥寺のマンションといっても、その不動産的価値は利便性によって大きく変化してしまいます。ただし、ここからは考え方なのですが、この周辺のマンションで利便性の高い立地にあるものは、不動産的価値が今後も上がる可能性があります。購入時よりも販売時の価格が高くなることを見越して購入するか、それとも利便性よりも定住を重点として、今購入できる価格帯の不動産を購入するべきか、自分のライフスタイルを考えて選ぶべきでしょう。

 

戸建ての相場価格

手の出る価格だからこそ、今こそ手に入れておくべき、これが不動産を購入するためのタイミングです。とくに魅力ある不動産というのは、今後も不動産的価値が向上する可能性があれば、財産としての魅力もあがるものです。購入時の価格より販売時の方が上がれば、魅力的と誰もが思うことでしょう。

そこで具体的に調査してみました。まず、戸建てでもマンションでも、共通して言えることは、JR駅周辺の物件はかなり高額であるということです。基準としてご紹介しますと、中古マンションでもリノベーション済みのもので、JR吉祥寺駅から徒歩6分で築1982年の物件が8,900万円、同駅から徒歩10分の距離にある築2006年のマンションでも5,000万円程度します。一方、同じ駅から徒歩30分の物件は築1979年で2,300万円、徒歩40分で築2011年のもので3,200万円程度です。ご紹介したマンションはおおむね50平方メートル程度の広さの物件ですから、広さや築年数によって多少の違いは出てくるでしょう。しかし、マンションでもこの程度、利便性によって金額がかわってくるのです。

では、本題の戸建て住宅です。まず戸建ての場合、重要になってくるのは広さと坪単価です。坪単価について周辺地域などを含めて比較してみますと、吉祥寺周辺は平均して1坪204.1万円程度が相場です。西荻窪となると197.1万円程度、また中野方面になるとまた少し相場が上がります。荻窪は206.3万円程度、阿佐ヶ谷は207.5万円程度、高円寺はさらにぐっと上がって225.1万円程度します。一方三鷹の方に向かうと少し下がって190.9万円程度です。これは駅自体の利便性、例えば快速や急行の停車駅なのか、早朝や深夜は何時ころまで利用しやすいのかといった面でも影響が及ぶようです。

もう一つ言えばどのくらいの広さが良いのかという面でも影響します。この周辺で好まれるのが120平方メートル前後の物件のようです。また実際に140平方メートルから120平方メートルの物件は、吉祥寺周辺に多いこともあり、需要と供給という面では一致するようです。これ以上の広さは逆に難しく、またこれより狭い環境は無いわけではないのですが、そもそもの数も少ないようです。

これらを総合的に踏まえてみますと、金銭的に余裕のある物件を選びたいのなら駅から徒歩30分程度を基準に、広さとしては100平方メートルから120平方メートル程度を基準にして探してみるというのが、妥当なようです。

 

まとめ

ご紹介したものは、あくまでも一つの基準というか目安としてご承知おきください。と申しますのも、不動産の価格というのは変動します。周辺の利便性や交通事情、施設の状況によって価格変動は起こり得るのです。

例えば今ある不動産でも、利便性が他よりも上がれば不動産的価値が向上することがあるでしょう。そうなればランキングもあがりますから、吉祥寺が悪くなくてもランキングが下がることはあり得るのです。とはいえ、自然豊かで利便性が高い地域です。長く暮らせば暮らすほど、その魅力を実感できる地域であるのが吉祥寺なのです。

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