初めての賃貸契約!不動産会社選びから入居までの手引きを公開

初めて賃貸物件を借りる場合、とりあえず不動産会社へ赴き、希望条件などを伝えて探してもらうのが一般的でしょう。

現在はインターネットで何でも調べられ、かなり高い知識を得ることもできるので、事前に情報収集をしておく人も多いと思いますが、賃貸契約には慣習的に行われている手続きなどもあり、初めて物件を借りる人にとってはわからないこともたくさんあります。

ここでは数ある不動産会社から業者を選ぶ方法や、入居までの手続きなどをまとめましたので、賃貸契約をする際の参考にしてください。

不動産会社に行く前にイメージを固めよう

賃貸物件を借りる場合、とりあえず不動産会社やお店へ行くのもいいですが、その前に自分がどんな部屋を探しているのか、希望する条件を整理しておくことが大切です。

これから新生活を始めようとしている人なら、素敵な物件やインテリア雑貨、部屋を見つければ、どんどんイメージが膨らんでいき、収拾がつかなくなることもあります。

まずはどこに部屋を借りるか、駐車場は必要か、家賃はいくらまでなら出せるのか、間取りをどうするかなど、基本的な条件を洗い出します。この時にだいたいざっくりとした条件を挙げるのではなく、実際の生活を想定した上で、ある程度具体的な条件を挙げることが重要です。

住みたい場所も○○区内ではなく、○○駅や○○線の○○駅にアクセスの良い駅、または車移動をメインに考えているなら○○インター付近などでも良いでしょう。

いずれにしても勤務先や学校など、メインとなる目的地へのアクセスを核にして住みたい場所を絞り込みます。通勤、通学定期代を抑えたいのか、それとも目的地から多少離れても、住環境を優先したいのか自分自身の希望をしっかりと把握することが大切です。

駅から物件までの距離も同じくどの程度までを希望するか決めておきます。自転車の利用は可能か、雨の日はどうするかまで想定しておけると万全です。

家賃も同様に、いくらまでなら出せるのかだいたいの希望家賃を割り出します。賃貸物件を借りる場合は、収入額の約3分の1程度の家賃までなら、入居審査が下ります。

およそこれくらいの条件をしっかりと決めておき、新居や新生活のイメージ固めをしておきましょう。ここが崩れると、不動産会社で勧められる物件のどれもが良く見えてきて、結局何を優先すべきかわからないまま迷い始めてしまったり、入居してから理想と違っていることに気づいたりと失敗の元になりかねません。

ネットや情報誌で相場を知ろう!

自分なりの希望条件を洗い出したら、早速不動産会社へ行くのもありですが、その前にネットや賃貸情報誌などで、実際に募集されている物件の間取りや家賃を見てみることをお勧めします。

自分が住みたいと思っているエリアや希望する間取に近い物件を見てみると、毎月支払うべき家賃や室内設備、周辺の環境など様々な情報が掲載されています。ここで不明に思った点などは、実際に不動産会社へ行って質問すれば良いので、まずは自分の希望条件と実際の家賃などの募集状況のすり合わせをしましょう。

よくあるのは、希望する地域が人気のエリアで、空き部屋が極端に少ない場合や、希望家賃ではとても入居できる物件が存在しないというケースです。当然、先に挙げた希望条件はあくまで希望なので、実際に条件に合った物件があるとは限りません。

しかし諦める必要は全くなく、不動産会社は一般には募集が開始していない物件情報を持っている場合もあるので、お店に行って相談してみれば良いですし、希望家賃では入居できる部屋が無いというのが現実であれば、ここで希望条件の修正をするのも一つの方法です。

賃貸に強い不動産会社選びが重要

ある程度自分で情報収集ができたら、いざ不動産会社へ行ってみましょう。ここで大切なのは、賃貸物件の検索や契約に強い不動産会社を選ぶということです。

不動産会社とひとくちに言っても様々なお店があります。不動産を扱う業者には、土地や建物、マンションなどの売買を中心に行っている業者も存在しています。そのような業者が賃貸物件の仲介契約をすることもありますが、売買を中心に営業している業者と賃貸をメインに営業している業者では、良い物件を紹介してくれる確率が大きく違うと言えます。

不動産会社には、空き部屋への客付けから入居者管理、物件のメンテナンスまで全てを行う会社もあれば、客付けから契約業務のみを行う業者もあります。いずれの場合も、物件情報や地域情報にどれだけ精通しているかが良い不動産会社かを知るカギです。

インターネットなどで取り扱い物件を確認し、賃貸物件を豊富に扱う業者であるとわかったら、実際に来店してみて話を聞いてみましょう。扱う物件は豊富でも広く浅い知識と情報で営業している場合もあるので、実際に話をしてみないとわからない点もあるからです。

内見する時のチェックポイントは?

気に入った物件や気になる物件が見つかったら、不動産会社へ行き内見をしてみましょう。事前に予約をしておいた方が確実です。賃貸物件の場合、12月頃から4月頃まで賃貸業者は、新社会人や新入学生の部屋探し対応で繁忙期になります。

特に休日は、終日来店客の対応にかかりきりになることもあるので、内見を希望するなら営業マンの時間の都合のつく時間帯を予約してから来店しましょう。

また一度に内見する物件は3から4件程度に収めた方が無難です。あまりにたくさん見ると、後で思い返した時に記憶が混同する原因になります。できれば内見をする前に、ある程度希望の物件を絞り込んでおくことをおすすめします。

内見の際に見ておきたい点は、室内の雰囲気はもちろん、室内に置きたい家具などがある場合はメジャーや家具の寸法のメモなどを持参すると良いでしょう。

また部屋の図面は不動産会社の担当者が用意してくれますので、メモができるように筆記用具やカメラやスマホを持っていきましょう。

室内を見学する際は、日当たりを確認しましょう。窓を開けて隣接する建物との距離なども確認しておきます。洗濯物などを干す際に、日当たりは意外と重要なポイントになります。女性の場合は特に、ベランダなど外に干すのは憚られるため、浴室乾燥機などを利用する人もいます。しかし浴室乾燥機は電気代が高いため、できれば室内の日当たりの良い場所に干す方が賢明です。

また室内の扉やシューズボックスの扉など建てつけも確認しておきましょう。最後に意外と忘れがちなのが、コンセントの位置と数です。引っ越す際に持っていく家電製品を置く場所にも関わるので、忘れずにチェックしておきましょう。

物件申込みから入居までは重要事項がいっぱい!

内見を経て気に入った物件が見つかったら、契約手続きに進みます。申込みから契約の段階では、重要な手続きがたくさんあるので、慎重に進めましょう。

まず物件申込みに当たっては、入居審査が必要です。毎月の家賃を滞りなく支払う能力があるかどうか、また集合住宅に入居するにふさわしい人物かどうかなどを総合的に判断します。職場への在籍確認が行われることもあります。審査内容は知らされず、審査には2から3日程度の日数がかかります。

また入居に際しては、連帯保証人を用意することを求められます。万一、契約者が家賃の支払いができなくなったり、連絡が取れなくなったりした場合には、貸主は連帯保証人に家賃等の請求をし、契約者と同等の責任を負うことを求められます。事前に連帯保証人になってもらう人には、きちんと説明をした上でお願いするようにしましょう。

大手の不動産会社などでは、連帯保証人の用意の必要がない家賃保証制度を導入している業者もあります。連帯保証人を立てない代わりに、家賃保証料として家賃の半額から1か月分程度を支払います。連帯保証人は不要でも、緊急連絡先の人を申告する必要はあるため、同じく事前にきちんと説明しておく必要があります。

無事に審査に合格したら契約手続きに進みますが、契約時には宅地建物取引士の資格を持った担当者から、入居から退去に関する重要事項説明を受けます。この内容に納得、同意の上、署名と捺印をして契約手続きをします。

この重要事項説明には、ゴミ出しなど一般的な内容が多く含まれますが、一部退去時の原状回復費や鍵の交換費用、エアコンの修繕費用の負担の有無などが含まれることもあります。

入居時に支払った敷金から償却されない場合もあるので、適当に聞き流さずにきちんと納得するまで聞き、入居中や退去時のトラブルを回避しましょう。

まとめ

賃貸物件の契約は、借地借家法に基づく契約行為です。契約に際しては専門用語による説明も多く、初めて部屋を借りる場合や馴染みの無い人にとっては、難しいと思える内容も多く含まれます。

しかし、むやみに敷居が高いと構える必要はなく、自分でできる情報収集をしておくことで、納得のいく部屋探しや契約ができます。一般的に賃貸契約を結ぶ上では貸主の方が強い立場にあると言わざるを得ません。

知識が少ないことで損をしないように借地借家法が定められていますが、退去を巡るトラブルや敷金の返還トラブルは後を絶ちません。疑問に思ったことは臆せず納得するまで説明を求めることが大切で、貸主や不動産会社側もこのような顧客に対しては、無用なトラブルを避けるためにも、いつも以上に慎重に対応します。

ぜひ納得できる部屋を見つけ新生活をスタートできるよう、積極的に情報収集しましょう。

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