賃貸物件を借りるならどっち?大手不動産会社と地元密着型との違いは?

実際に賃貸物件を借りるとなったら、どこで借りるべきか悩むことでしょう。最近はインターネットで簡単に部屋探しができますが、複数の不動産会社が同じ物件を取り扱っている場合もあります。

いわゆる大手と呼ばれる不動産会社と、駅前などで古くから地元で営業している不動産会社とでは、どちらが良いでしょうか。営業スタイルや得意とするジャンルが異なる場合もあるので、違いを知って自分に合った会社選びをしましょう。

不動産会社といっても様々!違いを知ろう

ひとくちに不動産会社といっても、様々な規模の会社があります。土地や建物の売買に強い業者もあれば、賃貸を専門に行う業者、建築から入居者募集、建物の管理までを一括で行う会社など、ジャンルや扱う物件のタイプも様々です。

自分がどんな物件を探していて何を重視したいのかを考え、不動産会社の違いや特徴を知ることで、失敗や後悔の無い納得の物件探しにつながります。

物件を借りたいなら売買よりも賃貸に強く、取り扱う賃貸物件数の多いところで借りるのがベストです。またワンルームを探しているのかファミリー向け物件を探しているのかによっても、行くべき不動産会社は変わります。

しかし一番気になるのは全国に支店を持つ、大手の不動産会社と駅前などで古くから営業している地場の不動産屋では、どちらが良いのかという点です。

まずは自分がどんな物件を探しているのか、どの不動産会社が自分の希望する物件に強そうかを考えることで、選択の幅が広がり納得の行くまで検討ができることでしょう。

大手の不動産会社のメリットは?

大手と言われる不動産会社にも、様々なタイプの業者があります。CMなどで有名な会社の看板を掲げてはいるものの、実際にはフランチャイズ店舗として地元の小規模な不動産会社が営業している場合もあれば、全国に多数の支店を構え、そのほとんどを直営店として営業しているいわゆる大手の不動産管理会社もあります。

いずれにしても大手の不動産会社のメリットとして挙げられるのは、CMや看板などで馴染みがあり、誰もが知っている大きな会社であるという安心感とそのネームバリューです。

また支店が多く営業エリアが広いため、取り扱い物件数が多いことも大きなメリットです。選択の幅が広いのはもちろん、希望する駅だけでなく隣接駅や周辺の路線からも物件を探すこともができるため、当初は検討していなかった条件の物件に出会えるチャンスもあります。

他にも契約金のクレジットカード払いができたり、様々なお店で使える共通ポイントを導入していたりと、幅広く顧客ニーズに対応できるサービスやコラボキャンペーンを行っている場合もあります。

物件の入居にかかる契約金は意外と高額になるケースが多いため、クレジットカードや分割払いに対応していれば助かります。また各種ポイントを効率よく貯めるチャンスにもなります。

さらに大手の不動産会社のメリットとして、ホームページや入居者向けポータルサイトなど、ネットの環境が整備されていることで、来店する前に多くの情報収集ができる他、来店予約や内見の予約、またネット上で質問ができるサービスを行っている会社もあります。

物件情報にしても間取り図や外観写真、周辺の地図だけでなく、内装の画像を3D映像にして見られるようにしているホームページもあるので、いちいち内見に行かなくても、ある程度の室内の雰囲気を確認できます。

大手ならではのデメリットもある

大手という安心感や充実したサービスは、多くの支店や管理物件を持ち、たくさんの入居者を管理している会社ならではのものです。しかし一方で、それがデメリットになり得るケースもあります。

例えば店舗や一人の営業マンが抱える顧客数が多いため、親身に時間を割いた接客が行き届かない場合などです。特に主要駅や人気エリアの物件を扱う支店などでは、来店客数が多く休日や繁忙期は特に、すぐに接客してもらえないこともあります。

また冷やかし程度の来店客も多いため、来店客を順に捌いていくような接客になりがちで、じっくりと話を聞いてもらったり親身に相談に乗ってもらいにくい雰囲気もあります。

そのため気になる物件が見つかり、内見に行きたいと思っても営業マンの都合がつかず、すぐに内見できないとうケースもあり、忙しい人や平日に来店できない人にとっては、スムーズに物件探しができないイライラを感じてしまうかもしれません。

また特に全国に直営店を展開している大手の不動産会社は、人事異動による社員の入れ替わりや中途入社の社員も多く、物件周辺の環境や情報に疎い場合もあります。さらに新入社員や異動してきたばかりなどで、その店舗での実績や経験が浅いと、物件のオーナーとの信頼関係が途上である場合もあり、賃料をはじめ様々な交渉の面で融通が利かせにくいというデメリットもあります。

管理する物件数が多いことで、物件を探す側にとっては選択肢が広がる反面、取り扱い物件の多さから個々の物件の特徴を把握しきれていないケースもあります。

じっくり探すなら地元密着型もおすすめ

大手の不動産会社には大手ならではの安心感がありますが、地元で長く営業している小規模店舗にもたくさんメリットがあります。まず、大手とは違い転勤や異動がないことが多く、一人の営業マンがじっくりと相談に乗ってくれるという点です。

営業エリアや取り扱い物件数も大手の業者ほど多くはないので、入社して間もない場合などを除き、その店舗で長く働いていれば、それだけ持っている情報も豊富になります。また物件の家主との関係も深くなるため、長年かけて店舗が培ってきた信頼関係を活かして様々な面で融通を利かせたり、家主に掛け合ってくれたりもします。

大手のような華々しさには欠けますが、少数精鋭での営業スタイルは、じっくりと相談に乗ってもらいながら検討を重ねていきたい人にはおすすめです。またその土地で長く営業しているからこそ知っている、ニッチな情報もこれから新生活を始めるに当たって大いに役立つでしょう。

希望条件や相性も考慮して決めよう

賃貸物件を探す際に、大手の不動産会社に行くか地元を中心に営業している、地域密着型の不動産会社に行くべきかは、最終的には自分の好みや希望条件などを総合的に見て、選ぶと良いでしょう。

基本的には、お店に入るのに抵抗が無ければ、両方のお店に足を運んでみて、営業マンや会社の雰囲気の違いを肌で感じてみましょう。大手の不動産会社と地元密着型の不動産店舗では、営業マンの雰囲気からして違いますし、他の営業マンがお客様や家主と電話などでやりとりをしている様子を、直接目にすることでお客様や家主との関係性や距離感も知ることができます。

全国展開しているような大手の不動産会社の中には、直接家主と交渉や遣り取りをするのではなく、物件を丸ごと借り上げてサブリース形式の営業スタイルの業者もあります。この場合賃料の交渉はもとより、ちょっとした融通を利かせることも難しく、営業マン個人にはほとんど裁量が与えられていない場合がほとんどです。

担当になる営業マン次第では、じっくり相談しながら決めたいという人には、ちょっと不安感や物足りなさを感じることになるかもしれません。逆に小さくても、いわゆる人情で長年営業してきている地元密着の不動産会社の方が、選択肢の幅は狭いかもしれませんが、こちらから相談ごとを持ちかけると、あちこちに掛け合って親身に対応してくれる可能性が高いと言えます。

最終的には自分の性格や好みの問題もあるので、希望条件や営業マンとの相性なども考慮して、どこで借りるかもきちんと検討しましょう。

まとめ

賃貸物件を借りる場合は、どこに住むか、どんな物件を借りるかも重要ですが、どこの不動産会社で借りるかも実はとても大切です。

賃貸物件は、契約して入居したらそれで終わりではなく、入居を開始してから発見するトラブルや質問したいことが出てくる場合もあります。室内設備の故障や隣人同士のクレーム等々、物件の管理会社やメンテナンス会社、またガス会社や水道局などに直接問い合わせする内容が多いのも確かですが、多くはどこに問い合わせるべきか迷い、とりあえず契約した不動産会社や営業マンを頼ることになります。

長く付き合える信頼できるお店や営業マンを見つけられるよう、しっかりと会社選びから始めましょう。

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